足の臭い
足の臭いは、足の裏から出る汗と細菌が関係しています。
人間の足の裏には、足の甲の3倍、背中や胸の5~10倍もの汗腺が密集していますので、たえず汗を分泌しています。
そのため、蒸し暑い夏場になると汗を掻きやすくなりますが、冬場であっても靴下や靴に覆われていますので、年中汗を掻きやすい部分だと言えます。
足の裏は、1日でコップ約1杯分の汗を掻くと言われており、汗を掻いたままでいると、すぐに雑菌が繁殖して、悪臭成分を発生させるようになります。
特に足の裏は、新陳代謝や摩擦などで古い角質が剥がれ落ちやすいため、大量のアカを栄養源にして、コリネバクテリウムや表皮ブドウ球菌などの細菌が繁殖しやすい部位です。
これらの細菌が汗の汚れやアカを分解すると、足の裏独特の臭いを発生させるようになります。
また、靴下や靴に雑菌が繁殖しており、そこから悪臭が発生している場合もありますので、日中でも汗を掻いた時には、こまめに靴下を履き替える事が大切です。
毎日同じ靴を履いている場合にも、靴が湿気たままになり、細菌が繁殖し続けるため、1~2日は休まるようにして、3足程をローテーションして履くようにした方が、靴の雑菌が繁殖しにくくなります。
そして、靴に新聞紙を詰めたり、シューキーパーを使用する事も、除湿剤の代わりになりますので、靴の中の雑菌を繁殖しにくくする事ができます。